2019年6月半ば
私はいつも通っているトレーニングスタジオで「マラソンにエントリーしたので、余裕を持ってドヤ顔でゴールできる感じに仕上げたい!」とオーダーしました。プラス、痩せたい…..
エントリーした理由はハーバーブリッジを渡れること!フルマラソンは軽い気持ちでエントリーできないので迷いなくブリッジラン(10キロ)に決定です。
◆決めたこと/週末の早朝に5キロだけ走る(真夏で暑い・レースは早朝スタート)
週末ランニングを始めて良かったことは自分の体調管理ができること。同じ5キロでも、調子のよしあしを確認でき、体力がついたので疲れにくく、もっとも効果を感じたのは、電車に乗り遅れそうな時!自宅から駅まで約1キロの距離を走り切ることができるのです。
”走るぞ”という1つの目標から、いくつもの意識改革と心体の変化につながる嬉しい相乗効果を感じました。
シドニーマラソンといえば、ゴールドラベルにも認定されている南半球最大規模のマンモス大会。かすみがうらマラソンとは姉妹マラソンの提携しており、毎年フルマラソン、10マイルの優勝者が招待されています。2019大会では、全種目のエントリー数は40,050人で日本人は約700人と年々数が増えている人気の大会です。
シドニーマラソンの目標「余裕を持ってドヤ顔でゴール!&美しく走りたい!」
2019年9月15日
私は朝4:30にホテルを出て電車で会場へと向かいました。
ナンバーカードを見せると市内の公共交通機関(電車・バス・フェリー)が大会当日のみ終日無料で利用できるのでラッキーです。9月のシドニーは朝夕と肌寒いため4枚ほど重ね着をし荷物パンパンのフル装備。周りは半袖短パン手にスマホと言うお気軽な服装。海外のランナーさんは、ほぼ手ぶら状態で会場に来るのですね。5:00にはまだ薄暗い会場(ミルソンズポイント駅側)に到着。お天気も良く次第に美しい朝焼けが広がります。対岸にはゴールとなるオペラ座が見え、モチベーションもアップ。スタートまではあと3時間あるのですが、6:00スタートのハーフ、7:00スタートのフルを応援していると、「帝京大学 小森稜太選手がハーフ男子優勝!」と言う朗報も入りました。一気にテンションが上がった私はおもむろにストレッチを始め鼻息荒くスタート地点へ並びます。
とは言え、1時間15分で申請していたのでCブロックで待機。今回は過去最高のエントリー数だったそうで不安になるほど長蛇の列。緊張している私はお水をグビグビ飲んではトイレに行く行為をひたすら繰り返していたので、ほぼ最後尾に並んでいました。長い長い待ち時間の間も周りの人たちはお喋りも盛り上がっていてとっても楽しそう!結構寒いので、スタート直前でパーカーを脱ぎ捨てました。
(*シドニーマラソンでは古着が寄付になります。)8:00スタートの号砲から、約33分経って、ようやくスタートゲートをくぐることができました。ぎゅうぎゅうの列から視界が広がり一気に開放感です。いきなり現れる目玉のハーハーブリッジ!ほとんどの方が歩いていたり記念撮影を楽しんでいる状況。(*完走率55.37%) グループでお揃いのコスチュームを着てる姿がとってもキュートですし、なるほど、これなら老若男女楽しんで参加できそう!
走る目的も、走り方もそれぞれ違って当たりまえ!楽しく走るって大事だー。いきなりのナイスビューに、テンションが上がり楽しくラン
そのままロックス地区へ入ります。ここは、映画「マトリックス」の撮影にも使われた場所でもあります。ロックスを抜けると、ロイヤルボタニックガーデン(王立植物園)へ向かいます。小さな坂から大きな坂まで、アップダウンがたくさんあるコースですがお天気が良かったこと、公園の緑に囲まれて癒されます。沿道の応援も気負いなく思い思い自由な感じで素敵です。
マラソンってこんなに心が軽くなるスポーツなんだ。気持ちよく走るって最高だー。因みに給水所は水とスポーツドリンクのみで私は1回だけ立ち寄りました。
気持ち良く走っていると、後ろから何か英語で叫びながらは私を追いかけてくるランナーさんが!何だか分からないけれど、追いかけられると逃げてしまう心理が働いて猛ダッシュで走る私。
なんとなんと、どこかで落としたモバイルWi-Fiルーターを拾ってくれていたのです。デジカメ、スマホ2台、モバイルWi-Fiルーターとたくさん持って走っており落としても気づかなかったという間抜けぶり。感謝感激のサンキューを連呼し残り5キロを再び走り始めました。
走行中よく目にしたのはAchillesと書かれた黄色いビブスを着用したランナーです。
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*アキレスインターナショナル*
さまざまな障害を持った人たちが、それぞれの目標を達成し自身を高め、充実した生活をスムーズにおくるため、主要な競技に参加できることを目指しています。(公式ホームページより)
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かすみがうらマラソンでも国際ブラインドマラソンを併催していますが、障害あるなしに関わらず同じ気持ちを共有しながら走れることは素敵なことだなぁと感じました。
最後は海の見える直線の坂を下り、右へ曲がるとオペラハウスが見えてきます。 最後に素晴らしい景色が待っていました。
1時間4分で”余裕を持ってドヤ顔でゴール” 、そしておそらく美しく走っていたと思うので目標達成です。笑
人生初の完走メダルを手に…..
走ることに全く興味なかった私が、たまたまマラソンに挑戦してみたら、
これまで見ることの無かった景色が見え、
これまで感じることの無かった感情が湧き、
昨日とは違う充足感で満ち溢れた私がここに立っている。
”人生初マラソンがシドニーって悪くない” ふとそんなことを思いました。
皆さんの人生初マラソンにはどのような思い出があるでしょうか?
かすみがうらマラソンが初マラソンの方いらっしゃいますか?
今年のシドニーマラソンは9月20日(日)です。なんと20回記念大会!
より一層盛り上がるかも知れませんね。H.I.Sのシドニーマラソンツアーでは
9月17日出発の6日間コース、9月18日出発の5日間コースと予定に合わせてお選びいただけます。
フルマラソンを走ろう!と言う方にはシドニーマラソン2019公式ホームページにとっても分かりやすいリポートが掲載されていますので是非参考にしてみてください。
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・レース後半
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